スーパーマーケッ子のヴェルサス日誌

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アラート恐怖症 の巻

今日はこんな映画を観た。

 

ホラーより怖いシーンがあったな。

というのもこの映画は、とんでもない量の彗星衝突によって

世界が崩壊の危機に陥って・・・

みたいな映画なワケなんだけど

まず、スマホのアラートがなるシーン

フツーにこわいから。。。

あれは、地震とか北朝鮮のミサイルの時とか

マジで鳴るけど、あれ凄く苦手。

夜中にあれが鳴ると心臓バクバクして寝れなくなるから。

 

で、そのアラートの内容も

「あなたの家族は彗星衝突に向けての避難シェルターへの案内に

 選ばれました。」みたいな感じなわけですよ。

ああ、こういう時は全員が助かるわけじゃないのね。

これ、実際こうなったらすごく怖い。

しかも、このアラートが鳴った時に

この主人公家族、お友達ファミリーを招いて

パーティーの真っ最中。

思いっきりテレビ画面に主人公家族へのアラートの案内が

映し出されちゃうんだけど、

当然、この場にいる他の家族にそんな案内は来てなくて

自分の家族だけがこの非常事態において

助かるということがばれてしまうわけ。

 

これも、すごく気まずいよね。

20世紀少年のウィルスワクチンのくだりの怖さに似ていて

ほんの数秒前まで和気あいあいとお互いを思いやったり

仲良くやっていたのに

命の危機に直面した瞬間に自分が一番かわいくなって

平気で他社を切り捨てるように変化してしまう感じ。

まあ、そうだよなー、だけど。

この映画にはそういう場面が何度も何度も登場して

それがまあ、なんとも。。。

 

あと、彗星が衝突するシーンもなかなかよくできていて

テレビで彗星衝突のカウントダウンがはじまる。

まだ、半信半疑の各ファミリーは

最初はテレビの前で

みそかのようにカウントダウンを声高らかにするんだ。

実際、カウント0になったのに

彗星の衝突は全く影響なし。

みんなが「やっぱりねー」と

あきれ笑いをしたその数秒後・・・

 

時間差でとんでもない衝撃波が

家を襲い、談笑がパニックに変わる。

このコントラストが素晴らしい!

まるで、ほんとの災害映像みたい。

そのタイミングであらためてアラートが主人公家族に届くことで

パニックに拍車がかかる感じも、なお良い。

 

人間のやな部分とか真実みたいなものが

リアルに表現されすぎている映画は

目を覆いたくなるけど、

救いがなければ救いがないほど

映画観終わった後に「私の周りはなんだかんだ平和だな」

ってなれて、すげーよい。