スーパーマーケッ子のヴェルサス日誌

ゲーム・お菓子・ときどき仕事

差別について考える の巻

 

 

先日のブログの通り、

やりこみ中だったゲームを失った私は

休日の暇を持て余したので、

久しぶりにアマプラで映画を観ることにした。

また韓国映画でも観たいなと思ったのだけれど

これといった興味を惹かれる映画が検索にヒットしなかったので

 

「最近追加された映画」から一番テキトーにチョイスしてみた。

それが「黒い司法 0%からの奇跡」だった。

 

タイトルからもわかる通り裁判を題材にした映画であることは

わかったんだけど、最後まで観てみて驚き。

これは実話をもとにしたものだった。

 

内容も1980年代の黒人差別とアメリカの内部事情みたいのが

結構リアルに描かれていて、

実際にあったこととして映画を観てみると、

ちょっと具合が悪くなるような映画であった。

 

死刑執行を待つ黒人死刑囚の心理描写と

執行当日の朝、執行の瞬間のシーンなんかは

映画を観始めて1時間くらい、

一番精神状態が映画とシンクロして世界に入り込んでいる状態だと

あたかも自分がこれから死刑執行される、もしくは

その執行の瞬間に立ち会っているような感覚に囚われてしまって

私なんかは執行を迎える朝のくだりのところで

血の気が引くのを感じてしまった。

 

そして、この映画のメインともいえる

冤罪の黒人死刑囚が、明らかに冤罪であり、

無罪の証拠がそろっているにもかかわらず法廷で受け入れられず

さらには検察側が、証人への脅迫により事実を

捻じ曲げようとする行動を行ってくる描写など

胸糞ポイント盛沢山。

再三申し上げるが、実話とは。。。

 

これでは、バッドエンドの可能性もあり得る映画だなと思いながら

観進めていたが、たいしたものだ。

ちゃんと法廷で無罪を勝ち取るとは。

実話かよっ。

私は、ありがたいことに生まれてこの方差別を受けることなく

生きてきた。

日本にだって差別は実際にあって、虐げられて生きている人だって

たくさんいると思う。

声を上げてもこの映画のようにマジョリティにかき消され

他人事とそっぽ向かれることが今でもあると思う。

 

メディアや集団心理やらで

冷静な判断を見落とさないようにしないと

知らず知らずに加害者になることだってある、っていう

あったりまえなことを思い出させてくれるいい機会となった。