金沢観光記念 の巻
タイトルの通り、21世紀美術館に荒木飛呂彦展を観に行った記念に
帰りがけ、家の近くのTSUTAYAで上記の本をジャケ買いした。
タイムリー過ぎると思ったからだ。
しかも乙一とは!
好きな漫画を好きな作家がノベライズとは。
乙一はずっと前にZOOという作品を読んだだけだけど
すごくおもしろかった。
文章の書き方がすごく好みだった。
なので今回も期待して読んでみた。
さすが乙一。
おととい購入したこっちはちっとも読み進められないのに
イギーは職場の休憩時間と寝る前の時間、
出勤前の時間でもってあっという間に読み終わってしまった。
もしかすると、文字数もそんなに多くなかったかもだけど。
ただ、話の内容自体はジョジョの本編を読んでる人からすれば
意外性のかけらもない話。
あのわがまま犬のイギーがどうやってスピードワゴン財団のもとへ
やってきたか、みたいな話。
要約すると、アブドゥルが命がけで捕獲しましたよ。
という、これまた本編を読んでいれば
「そりゃそうだ」というような内容。
あえてノベライズ化するほどのエピソードでもないという印象。
ZOOを読んだ時のような「この先どうなるの?!」もないし
ジョジョ本編のように絶体絶命で勝率0%から
知恵で辛くも勝利!
みたいな展開もない。
でも、上気した通り読みやすい。
だし、ジョジョを読んだことのない人でも
ひとつの物語として楽しめるだろう。
そして何より、ほんのあちらこちらに描かれている
イギーが良すぎる。(描き下ろしではなく漫画からの転用)
むしろ、このノベライズを取っ掛かりとして
ジョジョ第3部を読み始めてもそれはそれでいいかも。
ジョジョの奇妙な冒険は好き嫌いが
分かれるなんて言われているが、
食わず嫌いの人は多いように思うんだよな。
漫画好きな人でジョジョに触れていない人は
もったいない気がするよ。
・・・話がそれたけど、最近はそんな感じで
いろんな本を同時並行で読んでいる
スーパーマーケッ子でした。