スーパーマーケッ子のヴェルサス日誌

ゲーム・お菓子・ときどき仕事

PBの雑学 の巻

職場で雑学として興味深い話を聞いた。

 

情報提供者いわく

あまり外で言っちゃいけない事らしいけど、

身バレしてないことと、

私ごときのブログの注目度の低さから見て

問題ないと思うので、今日のブログネタとして書いちゃう。

 

とか言って、警告とか喰らったりして。。。

 

えーと

PBという言葉をご存じ?

 

PBてのは、プライベートブランドの略で

例えば、イオンさんでいえばトップバリュ

セブンイレブンさんならセブンプレミアムといった

その会社独自の展開商品のこと。

 

PBの反対はNB。

ナショナルブランド

カルビーのポテチだとかハウスバーモントカレーだとか

どこでも、いつでも売っている物のことだよ。

 

今日、メーカーさんとしゃべっていて

このPBの製造元についてメリットデメリット的なものを

さらっと話してくれた。

 

当然だけど、PBには製造元と販売元がある。

つまりトップバリュの商品を作っているのはイオンではないということ。

セブンプレミアムのお菓子を作っているのは

セブンイレブンじゃないということ。

当たり前すぎるけど。

 

販売元が製造元に依頼してPBを作ってもらう。

当然PBは自社名を背負うからNB品よりも安く出す前提なので

原価をNB品に比べて安くしなくてはならない。

そのためには、最低ロット(発注単位)をある程度多くしなくてはならない。

 

例えばカルビーがPB製造を請け負うとして、

NBのポテトチップスうすしおが500ケースの最低ロットだとすると

製造してもらうPBは5000ケースみたいな、ね。

あくまで例。

私はバイヤー経験者じゃないからそこまで詳しくは知らんよ。

 

お客様としては、あのカルビーのポテトチップスが

ちょっと安く手に入るわけだからNBよりPBでいいんじゃない?

となる。

製造元としては、利幅は減るが一気に大量の注文を受けられるので

大口の売り上げが手に入るのでありがたい。

製造元も安く仕入れて高く売るができるPBは

ロット問題さえ解決できれば、

自社の差別化ができるという優れものだね。

 

上記したことに間違いはなく

三方よしのPBであるが、

このマスメリットを説明してくれた

メーカーさん曰く、

メーカーにとっては必ずしも良くはないらしい。

 

なぜかというと、

NBをPBと同じクオリティで出せば

当然、NB品の売り上げに響く。

つまり、自社商品が自社商品の足を引っ張ってしまうのだ。

だから、メーカーはPBを依頼を受ける際

商品のランクをNBより少し落とすらしい。

 

ここで、販売元と製造元の折衷案を取るのが難しいんだってさ。

販売元は自社の看板PBをNBと同じクオリティで

なんだったらNBよりも良いものを出せ、とくる。

製造元は、そんなことしたら利益下がるし原価もあがっちまうだろーが、

ってことになる。

 

だから、大手ならば大手なほどPBの製造はしたくないんだって。

よっぽど販売元になる会社が有名企業でなければ受けてくれないってこと。

有名企業なら、

「うちはあんな有名企業のPB製造も請け負ってるんだぜ」っていう

企業アピールにもなるから、採算とれるみたいだ。

なので地方スーパーとかにとなると

なかなかご存じのメーカーのPB販売とはならないんだね。

 

なるほどねえ。

 

ちなみに、今日聞いて興味深かったのは

某Q【ピー】が マクドナル【ピー】

バーべキューソースとか、ピクルスとかマスタード

を請け負っているってやつ。

でも、これに関してはNBのそれらよりマクドナル【ピー】

やつの方が美味しく感じるんだけど、これはいかに?

と聞いたところ、

それに関しては、原価限度額がNBより高く設定されているから

単純に金かけて美味しいものを作っているということらしい。

だし、天下のマクドナル【ピー】だからQ【ピー】も請け負っている

ということらしい。

 

いい話聞いたなあ。

私の脳みそはにわとりシステムだから

そのうち忘れちゃいそうだけど。

いつかまた思い出すときのために

このブログがBANされないことを祈る。