はい、バレンタイン商戦講座のじかんですよ。 の巻
バレンタイン目前。
だいたいこのくらいになると駆け込みで
チョコレートや製菓材料が売れ出す。
ちゃんと事前に準備しておけばいいのに
駆け込みで来るもんだからお目当てが一足違いでなくなったりしている。
こちとら余らせてはことだから、
昨年の実勢や傾向をみながら店間移動や値下げなどで
着地を調整する。
ある程度駆け込みを意識して調整はかけるけれども
私一人の意見ではすべてを決められないので
テンチョに相談するが、
やはりそこは数値責任のある立場。
判断が数字を軸に堅実すぎて逆に的を得ない。
数字の動きをまともに受け取りすぎなのだ。
ま、数値責任がないから言えるけど、
昨対越え、昨対割れいずれにしろ、
もうちょっとぎりぎりまで粘らないと正確に判断はできない。
たとえば、
2月1日時点、昨対比およそ70%とする。
数値から慌てて販売金額修正に乗り出しては間違い。
ここで金額修正&値下げを開始しようとすると
間際で全然足りなくなって泣きながらチョコを周りの店舗から
恵んでもらう羽目になる。
逆に昨対300%で大喜び。
テンチョにどや顔。
これチョーきけん。
両方のケースに言えることだけど、
2月1日の昨対は数字のマジック。
2月1日って、バレンタインに関して
どれくらいの人が買ってると思っているのか、って話。
昨対比300って聞こえはいいけど
たとえば、2月1日くらいなら、昨年500円で
今年が15,000円て事だってあり得る。
たまたま曜日周りで集中しただけとも。
バレンタインの販売総額は私のお店でおおよそ42万前後。
1日の昨対比は15,000円て300%だけど
この際っ際では昨対比10%とか。
それくらい際の構成比が高いんだもん。
序盤で数字の報告で一喜一憂してはいけない。
際で泣きをみるよってこと。
また別のケースとして
2月13日の作業。
ここまでくると、今度は昨対比と比較するのはもうナンセンス。
今度は13日、14日の販売点数を確認しなきゃ。
いま、この瞬間からバレンタイン商戦が終わるその瞬間まで
商材がトータルどのくらいの個数必要なのかを把握する。
もう金額はここまでくるとなるようにしかならない。
個数で駆け込み需要にどこまで対応するかが肝。
昨対比で追っかけた結果、115%とかだったとして
その販売金額を補填するように金額ベースで在庫調整を行うと
まあ盛大に余る。
再三いうが、ここで大事なのは
金額ベースでなく点数ベースだから。
いくら売上たいか、でなく
いくつ売りたいか、が重要。
こんな間際で買うようなのはほぼ義理チョコ。
高額帯の本命チョコが売り場に10個あっても売れない。
気軽に買える義理チョコ100個が必要なんだよね。
これが、私が今日してきた仕事。
ね、思ったより、まじめでしょ?