スーパーマーケッ子のヴェルサス日誌

ゲーム・お菓子・ときどき仕事

感情を揺さぶる映画 の巻

 

 

たまにはインド映画。

いまのところインド映画ははずれナシ。

そんなに本数観てるわけじゃないけどさ。

 

韓国映画といい、インド映画といい

観始めてから10分間くらいのつかみがパない。

日本映画とは決定的にここが違う。

 

 

さっきまでこっちを観ていたけど、

つまらなくはないが、

夕飯食べ終わったんで一度止めて、今に至る。

 

ピザ!だったらそのまま観続けちゃったかも。

そんくらい違う。

 

インドのスラム街で暮らす兄弟が

街にできた外国渡来のピザなる食べ物が食べたくて

一生懸命頑張る、っちゅう感じのお話なんだけど

まず、ピザがどうとかの前に

スラム街で暮らす少年が

無からお金を乱そうと奮闘するさまに感心した。

生きるために知恵を絞ってお金を生み出していく彼と

知識も知恵もなくおっかなびっくり

ビジネスやろうという私では

そりゃあ違って当然だけど

「いつまでのらりくらりやってんだ!」

まるで映画にどやされたよう気持ちになった。

人ってもんは

その時その時、自分が気にしていることを

無意識に注視してしまうらしいけど

この映画を観て真っ先に書いた感想が

上記の通りなのだから

なるほどな、と思う。

 

印象に残ったシーンとしては

「ばあちゃんのピザ」が外せない。

 

たいしたネタバレではないだろうから

説明させてくれ。

 

どうしてもピザが食べたい兄弟。

ばあちゃんに訴えかけるも、

ばあちゃんもお金なんてない。

 

兄弟の持っているピザ屋のチラシを

まじまじ眺めたあと、

トマトやらピーマンやら

兄弟にお使いをさせる。

 

兄弟は大喜び!

ばあちゃんがピザを作ってくれるようだ。

 

あっという間に買い物を済ませて

兄弟はばあちゃんのもとへ。

チラシを片手に

ピザらしきものをこしらえはじめるばあちゃん。

当然出来上がったものはピザらしきもの

似ても似つかない、それにガックシの兄弟。

 

何気ない。だけど絶対にこの映画に必要だったこのシーン。

 

そして、国は違えど

こういうことって幼い日に誰もが

経験したことがあるんじゃないかな、と思う。

・・・今はないかもな。

 

私は小さいころばあちゃんちで

暮らしていた時期があるから

これを何回か食らっていて

こんな大人になった今でも

記憶の片隅に残っている。

 

フライドポテトを食べたいといったが

ポテトチップスを与えられた記憶。

ホットケーキを作ってくれたと思ったら

焼く前に砂糖練りこまれてた記憶(もちろんメープルはナシ)。

 

兄弟のように

どちらも子供ながらに「全然違うよ」と

全力で怒った記憶だけど

今となっては本物のフライドポテトや

ホットケーキを食べることよりも

ずっと大事な記憶。

 

この映画を観て感じた、

副業のこととおんなじくらい印象に残った感情でした。