スーパーマーケッ子のヴェルサス日誌

ゲーム・お菓子・ときどき仕事

映画評論の番です の巻

ドラマ版めちゃくちゃハマってた。

その劇場版がアマプラに登場ということで観たよ。

さすが秋元康

人の心をつかむのがうまいね。

 

一本の映画としての感想としては非常に面白かった。

きっとちゃんと劇場で観てたとしても

満足していたと思う。

 

では、あの私がドはまりした「あなたの番です」

の続きという感覚として観たときにどうか、というと

答えは、ナシである。

 

これがどういうことかは、観た人ならわかると思うけど

これ、あくまでもドラマ版のIFストーリーでしかないんだよね。

つまりドラマ版が本筋なんだとすれば、

これはあくまでも架空の話ってことになる。

それだと、どんなにこっちがハッピーエンドだとしても

私としては頭のどこかで「でも架空の話なんでしょ?」

となってしまってなんかやるせないんだよね。

私としては、どうせIFストーリーならば

あのドラマの時間軸の中で分岐したストーリーが観たかった、

というのが正直な感想だ。

あな番はあのドラマでよくできていて完結してしまったので

どんな方法をしても蛇足になってしまうよね。

だったら、サウンドノベルゲームのように

「あの時の選択肢がこっちだったからこう変わった」

という展開としたほうが、よかったんじゃ?

ま、若干それっぽい展開がほんの序盤のみあったけど

そのあと「2年後」って、私からすると台無し。

ドラマの展開を踏襲するわけでもリセットするわけでもないという

中途半端なステージでのスタートみたいで

なんかもったいない気がするんだよね。

 

そんな中途半端なフィールからでもあれだけ面白くしてるんだから

すごいなー、とは思うけどね。

 

この映画展開が許されるんだったら

せっかくの人気コンテンツなんだから

幾パターンものIFストーリーで

毎年映画化してもいいのでは?とも思う。

釣りバカみたいに毎年恒例にしてさw

「あなたの番です 51」とかになると

もう原型無くなったりしたりして(笑)

元キャスト誰もいないみたいな。

 

脱線し倒したけど、そのくらいのポテンシャルを感じる

作品だね、ってことでどう?