スーパーマーケッ子のヴェルサス日誌

ゲーム・お菓子・ときどき仕事

ばーちゃん すげーよ! の巻

 

yamazer.hatenablog.com

上記のブログから1カ月。

 

おととい、ばあちゃんが亡くなって

本日お見送りをしてきた。

 

ばあちゃん子の私にとっては悲しい出来事ではあったのだが、

ばあちゃん、93歳だったんだって。

歳知らなかったけど、大往生じゃんねえ。

とくに苦しむこともなく安らかに亡くなったので

良かったというほかないのだ。

 

ところで、実はこの1カ月の間で

ばあちゃんは衝撃的エピソードを巻き起こしてくれた。

たしか1週間前のことだった。

 

ばあちゃん、生き返ったのである。

いや、盛ってないよ、ほんとほんと!

先週の金曜日、昼過ぎくらいだったか。

母親からLINEが。

「ばあちゃん亡くなったから、これから病院行きます」

「また連絡するから、家のことをよろしく」

私は職場で崩れ落ちたのだ。

泣きながら店長や従業員にこれからお休みをもらう旨を説明した。

さすがに身内の不幸に関して文句を言うものなどおらず

私が不在になるにあたっての編成を相談してくれた。

とはいえ、すぐさま仕事を終えて帰るわけにもいかず

涙をこらえて休むための準備をした。

前倒しで仕事を完了し、2日3日休んでも問題ないようにした。

その間にも私はばあちゃんの思い出がめぐり

何度もウルっと来た。

 

きっちり提示まで仕事をし車のところまで戻ったところで

ばあちゃんに付き添っていた叔父に連絡を取る。

私「叔父さん、この度は・・・」

叔父「おおマケ子か。悪かったなあ。」

私「いやいや、叔父さんも大変だったねえ。

・・・それでさ、会社に休みの申請出したりするから、

葬儀の日程とか詳細聞きたいのだけれど。」

叔父「あれ・・・お前、お母さんから聞いてないか?」

私「ん?」

叔父「ばあちゃんなあ、生き吹き返したんだわ」

私「えええええええ!」

 

これだもの。

ほんとの話だよ。

 

どういうことかというと・・・

昼過ぎの連絡の時、ばあちゃんの心肺は停止したのだそうだ。

その時点で病院から叔父さんに連絡が言ったのだ。

 

あまり知識のない我々からすれば、

心肺停止状態イコールお亡くなりと思いがちだが

実際にはそうじゃないらしい。

 

心肺停止状態からお医者さんが死亡と判定したとき

「ご臨終です」と言われてはじめて亡くなったとなるそうだ。

 

心肺停止じょうたいになったばあちゃんは

そのあと心臓マッサージを受けて

再度心肺が活動を始めた。

だから、私たちからしたら、生き返ったということになったのだ。

 

へたり込んだ私は、頭が真っ白になった。

が、真っ白になってる場合じゃないことにすぐ気づいた。

 

休む手筈はばっちり整った後だもの。

みんな、私が出勤しないと思っていたのに

ちゃんと出勤するもんだから目を丸くする。

「主任、どうしたの?お葬式は?」

私「それなんですが、・・・あのー、なんていうか。

ばあちゃんが生き返りまして。

 

みんな、「ええ?!」っていうよ、そりゃw

私が悪い冗談でも言っているかと思ったろうし、

私だっていいことだけど、なんか後ろめたいし。

こんな複雑な感情は、なかなか、ない。

 

そんなことがあって、のおととい。

あの時で親戚一同、必要以上に慎重になったもんだから

そろいもそろって今度は初動が遅れがちに。

 

ばあちゃん、最後の最後に話のネタをつくって旅立っていった。

ほんと、生涯愛さればーちゃんであった。