スーパーマーケッ子のヴェルサス日誌

ゲーム・お菓子・ときどき仕事

病名おバカ の巻

前回までのあらすじ

 

タイトル通り、担任より【病名おバカ】を

宣告された中学生スーパーマーケッ子。

果たしてスーパーマーケッ子は志望校の

K高校に入ることはできるのか!

 

まず、家庭教師の先生が付きました。

親身になってくれるとてもいいお兄さん先生でした。

 

まず、スタートは志望校の見直しでした。

とっても志望校への学力の足りなかった私はK高校を

あきらめざるを得なかったのです。

公立高校のK高校は試験科目が5科目。

まる2年間勉強をしてこなかった私がイチから5教科を

やり直すには無理があったんだと思います。

私の地域は当時(今がどうだかは知らんけど)公立高校が

そんなに多くなかったのでこのK高校のひとつ下のランクの

高校は、なんというか・・・アレな高校だったのです。

 

これらの理由からB高校という私立高校に

目標を定めることとなりました。

 

B高校の偏差値はK高校のチョイ下。

いずれにせよ努力は求められますが、

試験科目3科目ということと

5教科の中で絶望的だった社会・理科の

2科目免除されることは

私にとっては大きかった。

 

目標が定まってからは怒涛の日々でした。

ついていけない中学3年生の授業を学校で受けながら

帰ってからは中学1年生の勉強から

やり直す生活。

 

つづりながら思い出したのは

家庭教師の先生と中学1年の勉強を行っている最中

泣いてしまったことです。

学校の期末テストで10点台をとっても

笑っていられた私が、です。

 

14年間の人生の中で初めて勉強というものに

向かい合った結果、なにひとつ理解できていない。。。

そんな自分が非常に愚かしく思えたんだと思います。

なによりも、自分のために時間を割いてくれている

先生にこのままでは最後、成果を見せられないという

ことへの恐怖もあったと思います。

 

できないことから目を背けて

「本気でやればできるから」と言い訳を

し続けてきたことのツケを

ばっちり喰らった結果だったのだと思います。

 

大好きだったゲーム機をすべて

押し入れにしまい、

ひたすら、過去問に取り組んだ半年間。

正直つづるほどの記憶も残ってません。

 

ただ、問題集を繰り返していたような

そんな記憶です。

ドラマのような熱い展開等なくてすいません。

でも、私も、先生も一生懸命

目標に向かっていたことだけは間違いありません。

 

そして1月、試験の日。

 

親の車に乗ってB高校へ向かいました。

最後の悪あがきとばかりに

カーステレオのラジオを聞きながら

車の中でも過去問をパラパラめくっていた

そんな記憶があります。

 

ガッチガチに緊張して

B高校の門をくぐる私。

上記の通り、人生の中で何一つ成し遂げて

こなかった私にとって

この受験というものは人生初の大勝負でした。

 

試験を受ける教室に入ると

なんと仲のいいクラスメイトの姿が4・5人。

そりゃそうか、何もここを受験するのは

私ひとりじゃないもんな。

 

ガッチガチの心が少しほぐれたのもつかの間、

試験開始した瞬間、再び固まります。

 

スーパーマーケッ子のおバカ 発動!

 

つづく

 

amzn.to